コロナフォーラム

2020年初めに本格化した新型コロナウィルス感染症のパンデミックは、2021年秋になっても依然として世界各地の人々の生活に大きな影響を与え続けています。私たちはこの恐るべき感染症をどのように収束させ、パンデミック後の未来をどう構想すればよいのでしょう。これは難しいけれども人類が全体として必ず取り組まねばならない重要な課題です。

今回のパンデミックによって、私たちが普段あまり意識することがなかった政治や経済を動かす仕組みや社会の構造の特徴が見えるようになっています。その長所や短所を十分に把握し、パンデミック後の未来を総合的に構想することが大切でしょう。このような観点に立ち、東京カレッジは、総合大学である東京大学の知を分野横断的に活用し、現状を把握し対応を考えるための、また、未来の構想を話し合うためのシンポジウムやパネルディスカッションを数多く開催しています。

パンデミックに一国の枠組みの中だけで対処することは不可能です。地球規模で人類の未来について議論することは必須です。私たちは、海外の研究機関や研究者との意見・情報交換も積極的に進めてゆきます。