東京カレッジについて
東京カレッジは、卓越した学術と研究の国際化を推進する全学組織、東京大学国際高等研究所の一機関です。 2019年に東京大学と海外の研究者・研究機関が連携する中心的な場所として設立されました。「発見の喜び、知の力(Joy of Discovery and Power of Knowledge)の共有」の基本理念のもとに、「2050年の地球と人類社会(The Earth and Human Society in 2050)」に関連する重要な研究課題の推進に尽力しています。そのために東京カレッジは主に次の5つの活動に取り組んでいます。
1.著名な研究者の招へい:国内外の著名な研究者や知識人をカレッジに招へいし、1か月から1年間の一定期間滞在していただく。
2.若手研究者の育成:後述の東京カレッジの主要テーマに関連する研究を行う優秀な若手研究者を採用し、東京大学の著名な研究者との連携を築く。
3.共同研究の推進:東京カレッジ所属の研究者だけでなく、東京大学の他の研究者も参加して、最先端の学際的共同研究を推進する。
4.研究機関ネットワークの構築:コレージュ・ド・フランスとの教員交流やプリンストン大学との共同ポスドクプログラムなど、世界をリードする研究機関との共同プログラムを確立する。
5.知の共有:東京カレッジや東京大学に所属する研究者や知識人が参加するさまざまなイベントを通じて、最先端の学際的研究の成果を一般社会と共有する。
現在、東京カレッジは、次の5つの学際的な重要研究テーマを置いています。
1.デジタル革命と人類の未来(Digital Revolution and Future of Humanity)
2.傷ついた地球の持続可能な未来(Sustainable Futures on a Damaged Planet)
3.内から見た日本、外から見た日本(Japan Viewed from Inside and Outside)
4.人文学、社会、そして学知の未来(The Humanities, Society, and the Future of Academic Knowledge)
5.生・命(いのち)の未来(Life and its Value for Future Society)
研究成果を通じてより包括的な社会の実現を目指すことに加えて、東京カレッジでは、「UTokyo Compass」および「東京大学ダイバーシティ & インクルージョン宣言」に沿って、包括的な環境を育んでいます。さまざまな経歴やアイデンティティを持つ研究者を集め、これらの違いを超えた対話とコミュニティ構築を目指します。多様性は、より良い未来をつくる、革新的な研究を生み出すために不可欠であるという信念から、東京カレッジでは、研究ネットワークを拡大し、研究のアイデアの幅を広げる機会を、常に模索しています。
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