プラネタリー・バウンダリー:地球システムにおける9つの限界を再考すべきか
2020.10.14この地球上における私たち、そして子どもたちの未来を考えたとき、地球上に際限なく利用していいものは何もないこと、私たち人類が現在の活動規模を維持すれば次世代の幸せを脅かしてしまうということは、既知の事実だ。この理解にもとづき…
この地球上における私たち、そして子どもたちの未来を考えたとき、地球上に際限なく利用していいものは何もないこと、私たち人類が現在の活動規模を維持すれば次世代の幸せを脅かしてしまうということは、既知の事実だ。この理解にもとづき…
その三:教室から考えなおす日本研究ーー専門家と市民だけでなく、学生の声に耳を傾けることも極めて重要である。近年の教育学は、学生を変革の主体とした教育モデルを打ち出しており、カリキュラムづくりに学生を…
その二:方法としての日本--ドイツ人として日本史研究をするなかで興味をひかれた点は、視点の変化であった。ドイツにおける歴史教育や国民的議論が、国家社会主義、第二次世界大戦、そしてホロコーストを中心にな…
※この3篇のブログは、東芝国際交流財団創立30周年記念エッセイコンテストに応募したエッセイを多少加筆したものである。その一:日本文化と世界との絡み合いーー研究を始めて15年になるが、私を日本研究へと最初…
東京カレッジは、昨年2月の創設以来、「2050年の地球と人類社会」という中長期的な研究目標の下に現代世界で重要な4つの分野横断的な研究テーマを掲げ、これらを軸にして様々な活動を展開しています。4つのテ…
写真の青いタイルの部屋は、イランにあるカスル刑務所ミュージアムで撮影したアート作品です。1929年から刑務所として使われていた建物は2012年にミュージアムとしてオープンし、獄中空間を利用したアート作…
博士論文の執筆に向けて調査研究に取り組んでいた2016~17年度、私は主たる研究対象地から1500キロメートルほど離れた福岡の九州大学に在籍していました。私の研究テーマは、19世紀日本の北海道の植民地…
感染拡大の危機に際しては、言語の問題が重要である。私たち言語学者は、グローバルな世界でより良い国際協力を促すために、多言語社会の市民への情報提供はどのようにあるべきかを考察している。 感染拡大期の言語…
これまでの2つのブログ記事では、緊急時に社会に対して科学がなし得ることについて2つの方法を紹介しました。1つは、緊急時に何が起こっているかについて合理的な説明や科学的観点から説明することです。もう一つ…