出版記念「外来語と日本人のアイデンティティ『氾濫』と『吸収』?」
イベント予定講演会/Lecture2023年4月19日(水) 17:00 -18:30
日本語は外来語の氾濫によって乱れているのか。それとも、外国語から新しい語彙を吸収することで豊かになっているのか。現代の日本では、そんな議論をよく耳にする。本書『Loanwords and Japanese Identity: Inundating or Absorbed?』は、日本語の語彙借用についての議論を分析することで、言語とアイデンティティの関係を探る。
日本の言語政策と学習者アイデンティティの前提 ― 日本人のための英語教育、外国人のための日本語教育の推進 ― (講演者:橋本佳代子)
イベント予定ワークショップ/Workshop講演会/Lecture2023年4月17日(月) 13:30-14:30
日本の言語政策は、国家、言語、国民が不可分であるという考え方が根底にあり、この考え方が日本の言語政策を形成してきました。本講演では、橋本佳代子博士(クイーンズランド大学)が、日本のいわゆる「英語教育」において学習者のアイデンティティがどのように構築されてきたか、また、海外での日本語教育推進において学習者のアイデンティティがどのように想定されてきたかを論じます。
「言語とアイデンティティ」ワークショップIII:教室における言語とアイデンティティー政策と教育ー
イベント予定ワークショップ/Workshop2023年4月17日(月)14:30-16:00
このワークショップでは、国語の標準化の過程や、外国語、国語、地域言語のへの教育や扱いなどを通して、アイデンティティの問題が教育や言語政策にどのように反映されているかを議論します。
「動物、災害、山――環境人文学再考」(講演者:ハルオ・シラネ教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年4月4日(火)16:00-17:30
日本文化において、人間と動物、人間と山とは、どのような関係にあるでしょうか。そして自然災害との関係は?これらの複雑な関係は、現代にふさわしい環境倫理を生み出すためにどのように役立てることができるでしょうか。本講演会では、人間と人間以外のものの関係を再考する手段として、「災害•アフターライフ•再生 のエコロジー」を提唱するシラネ教授からお話を伺います。
国際女性デー シンポジウム「国境を越えたフェミニスト運動を考える」
イベント予定シンポジウム/Symposium2023年3月31日(金)10:00-11:30
東京カレッジのジェンダー・セクシュアリティ・アイデンティティ共同研究会は、国際女性デーにちなんだシンポジウムを開催します。「女性、生命、自由」というスローガンを掲げたイランの抗議運動に注目し、女性を中心とした運動がどのように翻訳・伝播・理解され、国境を超えた連帯を促進しうるかを考察します。
染色体の機能と維持 ー 生命の継承のしくみ(講演者:Camilla BJÖRKEGREN教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年3月10日(金)16:00-17:30
DNAのらせん構造に着目し研究を行うBjörkegren教授を招き、染色体DNAの構造と機能、そしてこれらの特徴が細胞の増殖にどのような影響を与えるのかについてお話を伺います。遺伝物質が二本鎖のらせん状に構成されていることによって、私たちの細胞のアイデンティティと発達がどのように方向づけられるのか、また、本当にこれらによって方向づけられているのかという点についても議論します。
ディスカッション・フォーラム「高等教育の未来」
イベント予定パネルディスカッション/Panel discussion2023年3月8日(水)17:00 - 18:30
SDGsに示されるような世界的・地球的課題が注目され、パンデミックや世界的な経済の混乱などの課題が重要性を増している。その多くが、地域的な社会課題と関わりを持ちつつ露見している。個別の課題解決を目指すというより、前向きでより本質的な社会改革が求められている。このフォーラムでは、このような状況の中で教育機関として大学がどのような社会的責任を果たしてゆくべきかについて、とくに学知を生み出す活動のあり方に焦点を当てて議論する。また、2022年12月から2023年3月にかけて7回にわたって開催する対談シリーズ「高等教育の未来」を総括する。
アジアと世界の男性像:社会言語学からみた変遷(講演者:平本美恵准教授)
イベント予定ワークショップ/Workshop講演会/Lecture2023年3月1日(水)15:00-16:00
本発表では、社会言語学の視点からみて、アジアとそれ以外の地域における男性像の変遷を探究します。社会文化的なステレオタイプと男性性イデオロギーとの関係、また、ジャンル、スタイル、メディアがこれらの概念に対する私たちの理解をどのように形成しているのかに焦点を当てます。Aghaの著作を中心に、メディア化 (mediatization)とレジスター化(enregisterment)の理論的概念、および人物像(figures of personhood)の概念を用いて、3つのケーススタディを分析します。
「言語とアイデンティティ」ワークショップII:メディアにおける言語:表象と消費
イベント予定ワークショップ/Workshop2023年3月1日(水)16:00-17:30
このワークショップシリーズでは、アイデンティティと言語の関係の考察をする上での共通基盤を築くべく、アイデンティティ形成における個人的、相対的、集団的要素、安定性と流動性、アイデンティティの本質、デジタル化、グローバル化におけるアイデンティティと言語の関係など基本的な問題について学際的に議論します。
「高等教育の未来」#7 高等教育における地域連携と「知識外交」の推進
イベント予定対話/Dialogue2023年3月1日(水)10:00 - 11:00
世界中の高等教育は、グローバル化、真理の境界条件の変化、テクノロジーの影響、地政学的な不確実性、「脱植民地化」の呼びかけなど、数多くの要因による複合環境の中で大きな変化を経験している。このセミナーシリーズでは、それらの要因が高等教育の未来に与える影響について検討する。
メアリ・ウルストンクラフト フランス革命の歴史を見つめ、書き残した英国の女性思想家(講演者:Pierre SERNA教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年2月27日(月)16:00-17:30
一般的には、フランケンシュタインを近代化の怪物的なメタファーとして描いたメアリ・シェリーの方が、母親のメアリ・ウルストンクラフトよりも馴染みがあるだろう。また、メアリ・シェリーを出産してウルストンクラフトが亡くなったことは、歴史家には知られている。しかし、研究者の間では、ウルストンクラフトの2つの著書、エドマンド・バークに対する返答としての『人間の権利の擁護』と『女性の権利の擁護』は、極めて高い評価を得ている。本講演では、長いあいだ日の目を見ることが無かったウルストンクラフトのもう1つの著書、『フランス革命の歴史的・道徳的見解とそれがヨーロッパにもたらした影響』を紹介する。これはフランス革命に関する最初の偉大な歴史書の一つであり、新たな叙述と歴史的認識論を提起している貴重な本である。
日本と感性ロボット:性別と感情をプログラミングするとは?(講演者:Jennifer ROBERTSON教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年2月20日(月)16:00-17:30
日本における多くの人型ロボットは、アルゴリズム構築のために大幅に単純化され、ステレオタイプ化された性別、感情、性質を備えつけられている。多数のアルゴリズムで構成される人工知能(AI)は、パターン認識のタスクには有用だが、人間の設計者が抱いている日常社会の偏見を永続させ、再生産することもある。本講演では、このような人型ロボットと、ロボットの設計がセキュリティを含む他の産業に及ぼす影響について議論する。
「高等教育の未来」#6 知の政治学と脱植民地化の必要性:アフリカからの反省
イベント予定対話/Dialogue2023年2月15日(水) 15:00 - 16:00
世界中の高等教育は、グローバル化、真理の境界条件の変化、テクノロジーの影響、地政学的な不確実性、「脱植民地化」の呼びかけなど、数多くの要因による複合環境の中で大きな変化を経験している。このセミナーシリーズでは、それらの要因が高等教育の未来に与える影響について検討する。
北インドのウッタラカンド地方の若者に学ぶ生き方(講演・ドキュメンタリー映画上映)
イベント予定講演会/Lecture2023年2月8日(水)16:00-17:30
北インドのウッタラカンド地方において、環境と社会経済的危機に対応し、日常的に社会活動を行いながら、若者たちがどのように生き延びようとしているのか紹介します。Jane Dyson准教授によるドキュメンタリー映画「Spirit」も上映します。
「高等教育の未来」#5 世界的危機の中で大学の民主的使命を実現する
イベント予定対話/Dialogue2023年2月8日(水)10:00-11:00
世界中の高等教育は、グローバル化、真理の境界条件の変化、テクノロジーの影響、地政学的な不確実性、「脱植民地化」の呼びかけなど、数多くの要因による複合環境の中で大きな変化を経験している。このセミナーシリーズでは、それらの要因が高等教育の未来に与える影響について検討する。
英国のインド太平洋地域への傾斜―2022年に何が変わったのか?(講演者:Alastair MORGAN教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年2月3日(金)16:00-17:30
2021年、英国政府は防衛、安全保障、開発、外交政策における「インド太平洋への傾斜」を発表した。本講演では、英国の政治的混乱や経済的困難、ロシアのウクライナ侵攻の影響などが展開した2022年の変化を検討する。
言語とアイデンティティ・ワークショップI:言語アイデンティティについての理論、方法論
イベント予定ワークショップ/Workshop2023年2月2日(木)18:30〜19:30 JST
このワークショップシリーズでは、アイデンティティと言語の関係の考察をする上での共通基盤を築くべく、アイデンティティ形成における個人的、相対的、集団的要素、安定性と流動性、アイデンティティの本質、デジタル化、グローバル化におけるアイデンティティと言語の関係など基本的な問題について学際的に議論します。
トランスポジショニング: トランスランゲージングとアイデンティティへの新たなアプローチ(講演者: 李 嵬教授)
イベント予定ワークショップ/Workshop講演会/Lecture2023年2月2日(木) 17:30-18:30
この講演では、トランスランゲージングの概念に基づいてトランスポジショニングについて議論します。トランスポジショニングとはトランスランゲージングなどのコミュニケーションを通じて、他者と共感したりするプロセスです。
「高等教育の未来」#4 ネルソン・マンデラ大学を取り巻く状況
イベント予定対話/Dialogue2023年2月1日(水) 15:00 - 16:00
世界中の高等教育は、グローバル化、真理の境界条件の変化、テクノロジーの影響、地政学的な不確実性、「脱植民地化」の呼びかけなど、数多くの要因による複合環境の中で大きな変化を経験している。このセミナーシリーズでは、それらの要因が高等教育の未来に与える影響について検討する。
シンポジウム「アジア都市と人間中心社会」
イベント予定シンポジウム/Symposium共催/Joint Event2023年1月31日(火)10:00am - 13:30pm
本シンポジウムは、学際的かつ国境を越えた対話を通じて、アジアでの人間中心社会の発展における軌道について議論します。テクノロジーは、どこまで人間中心の都市生活を支えることができるのか?人間中心社会発展の軌道は、人間の利益、価値、幸福に向かっているのか、それともテクノロジー自体に向けられているのか?文化的、社会的、遺産価値は、この軌道のどこに位置づけられるのか?様々な視点から意見を伺います。
「高等教育の未来」#3 公共財としての知識生産:挑戦と機会
イベント予定対話/Dialogue2023年1月25日(水)10:00-11:00
世界中の高等教育は、グローバル化、真理の境界条件の変化、テクノロジーの影響、地政学的な不確実性、「脱植民地化」の呼びかけなど、数多くの要因による複合環境の中で大きな変化を経験している。このセミナーシリーズでは、それらの要因が高等教育の未来に与える影響について検討する。
世界史における皇帝:統率力、世襲君主制と帝国の支配(講演者:Dominic LIEVEN教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年1月24日(火)16:00-17:30
本講演では、新刊In the Shadow of the God: The Emperor in World Historyに基づき、世界における過去5000年の皇帝と皇帝権について考えます。
「高等教育の未来」#2 緊急事態と批判的大学研究の課題
イベント予定対話/Dialogue2023年1月18日(水)14:00-15:00
世界中の高等教育は、グローバル化、真理の境界条件の変化、テクノロジーの影響、地政学的な不確実性、「脱植民地化」の呼びかけなど、数多くの要因による複合環境の中で大きな変化を経験している。このセミナーシリーズでは、それらの要因が高等教育の未来に与える影響について検討する。
「高等教育の未来」#1 岐路に立つ高等教育 – 高等教育と社会のために未来のシナリオを描く
イベント予定対話/Dialogue2022年12月16日(金)12:00-13:00
世界中の高等教育は、グローバル化、真理の境界条件の変化、テクノロジーの影響、地政学的な不確実性、「脱植民地化」の呼びかけなど、数多くの要因による複合環境の中で大きな変化を経験している。このセミナーシリーズでは、それらの要因が高等教育の未来に与える影響について検討する。