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東京カレッジ

EVENT

イベント

東京大学に新しく設立された「東京カレッジ」。世界の第一線で活躍する研究者や知識人を招き、市民の皆さんと一緒に未来社会の様々な側面について考える場を作ります。こちらのページでは、東京カレッジにて開催予定・公開済みのイベントをご覧いただけます。

Upcoming Events

開催予定のイベント

ブリュッセル効果への対応:日本企業はEU-AI法にどう備えるべきか4

イベント予定パネルディスカッション/Panel discussion講演会/Lecture

2025年5月12日(月)17:30-18:30

本ウェビナーは、パブリック・コンサルテーション(公開アンケート)のポイントを解説し、国内の関心のある人たちが意見を出すための参考となる情報を提供することを目的としています。
 
EUの規制動向がもたらす「ブリュッセル効果」や日本への影響について理解を深める機会としてAI関連技術の開発・提供・流通に関わる企業、研究機関、開発コミュニティの参加者のご参加をお待ちしております。

旧約聖書は王国滅亡をどう語ったか:危機と自然をめぐる3つの言説(講演者:Thomas RÖMER教授)

イベント予定講演会/Lecture

2025年5月22日(木)13:00-14:30

紀元前587年のエルサレムの陥落・ユダ王国の滅亡に関連して、旧約聖書(ヘブライ語聖書)には自然や環境に対する異なる言説が見られます。 本講演ではドイツの社会学者アルミン・シュタイルの分析にならい、国家的危機を前にした人々の姿勢を 1) 預言者(危機の後に人間、自然、動物が調和する楽園のような未来が訪れると考える)、2) 官吏(自然災害を神の裁きと捉え、環境に関心を払わない)、3) 祭司(現在の儀式につながる神話的な過去を構築し、人間と自然の調和をめざす)に類型化して読み解きます。生きとし生けるものとの共存について、聖書は私たちに多くのことを教えてくれるでしょう。

Event Reports

イベントレポート

言語における協働──記録から再興へ(講演者:Mark TURIN教授)

イベント予定講演会/Lecture

2025年4月4日(金)13:00-14:30

"本講演では、これまでMark TURIN教授が関わってきた、歴史的に周縁化されてきた先住民族コミュニティとの2つの協働プロジェクトについて議論する。対象となるのは、ヒマラヤ地域および北米先住民社会であり、彼らはそれぞれの言語を保存し、再興するために取り組んでいる。本講演では、「収集(Collect)」「保護(Protect)」「つながり(Connect)」という3つの言葉について探求する。
"

新内閣の経済政策: ウィッシュリストと展望

イベント予定パネルディスカッション/Panel discussion共催/Joint Event

2024年11月8日(金)8:00 - 9:15

自民党総裁選挙(9月27日)と衆議院議員選挙(10月27日)の2つの選挙が行われ、新しい首相が選出された。この2回の選挙では、多くの経済政策案が提示され、議論された。ウェビナーでは、採用される可能性の高い経済政策と、採用される可能性は低いが日本経済にとって望ましい経済政策について議論する。

多文化・多言語対応の安全な大規模言語モデルの構築を目指して

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月11日(月)10:00-11:00

生成人工知能(AI)の利用が世界的に広まるにつれ、AIモデルが地域ごとの文化や言語におけるリスクや懸念を敏感に反映できることがますます重要になっています。そのためには、何がリスクや有害なコンテンツなのかを地域・文化ごとに特定する作業を更新し続けていくことが必要となります。この作業には、AIや情報セキュリティの研究者はもちろん、人文・社会科学の研究者、AIやメディアのプラットフォーマー達や実務家の方や政策関係者たちと継続的に議論できるコミュニティを形成していくことが重要となります。本イベントでは、このようなコミュニティを継続させていく枠組みについてお話します。

Event Calendar

イベントカレンダー

Previous Events

公開済みイベント

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鳴鳥の音声コミュニケーションと、その脳のメカニズムを探る(講演者:Sarah WOOLLEY教授)

イベント予定講演会/Lecture

2023年7月3日(月)15:00-16:30

鳴鳥は、後天的に習得した音声信号(歌声)を使って、自分の種やアイデンティティ、さらには感情をやりとりしています。鳴鳥たちは相互認識、パートナーの選択、長期的な社会的つながりの形成をおこなうために、歌声をどのように解読しているのでしょうか? 音声コミュニケーションの神経活動を広く解き明かします。

多国籍企業への課税に関するグローバルな合意 (講演者:Michael KEEN 潮田フェロー)

講演会/Lecture

2023年6月29日(木)16:00-17:30

世界は、多国籍企業への課税に関する100年にわたる協定の根本的な改革の瀬戸際に立たされている。その狙いは、企業による租税回避の範囲を減らし、政府間の国際的な租税競争に歯止めをかけるということである。しかし、具体的には何が変わるだろうか。提案された改革はその目的を達成できるのだろうか。

脱塩技術と再生可能エネルギーの組み合わせによる水供給促進(講演者:Alberto TIRAFERRI准教授)

イベント予定講演会/Lecture

2023年6月13日(火) 10:30 - 12:00

気候変動、産業の発展、人口増加により水需要は世界中で高まり続けている。その結果、自然水源への負担を軽減するために、これまで使われてこなかった排水や塩分を含んだ水の利用を考える必要が出てきた。しかし、きれいな水をこれまで使われて来なかった水源から作ろうとすると、これまでにも増して多くのエネルギーが必要である。エネルギー需要は常に高いので、今後開発してゆくべき技術は、再生可能エネルギーの利用を前提とし、複雑さを避け、社会的・経済的な実用性を担保するような脱塩技術となるであろう。この講演では、これらの方法の課題と可能性、そして水とエネルギーの連関(水-エネルギーネクサス)について論じる。

世界環境デー「プラスチックの生と死、そしてその後:グローバルな視点から」

イベント予定シンポジウム/Symposium

2023年6月5日(月)17:00-19:00

プラスチックは現代社会の私たちの生活に欠かせません。一方で、過剰で無計画なプラスチックの利用は、気候変動を引き起こす状況を悪化させ、海や陸、動物や人間の生命を脅かしています。このパネルでは、プラスチックが環境にもたらす化学の問題、廃棄されたプラスチックの処理に関わる人々の生活、小規模でローカルなプラスチックの再利用に関する科学と経済の課題、政策を調整する政府のメカニズム、マイクロプラスチックが動物や人間にもたらす様々な危険に焦点をあて議論します。

人新世におけるテクノダイバーシティの実現に向けて(講演者:Yuk HUI教授)

イベント予定講演会/Lecture

2023年6月2日(金) 15:00 -16:30

人間活動によって支配された地質時代である「人新世」は、しばしば気候変動、生態系の危機、第6の絶滅期など、終末論的なものと結びつけられることがある。近年のデジタル技術の加速は、過去数世紀の歴史哲学の根幹をなす終末論的想像力をより強くした。そういった意味で、人新世は近代の問題として提起され、その結果、近代を克服する新たな運動が求められる。この運動は、Philippe Descola、Eduardo Vivieros de Castro、Bruno Latourなどの人類学者が、近代の自然概念を覆そうとする最近の取り組みと一致する。本講演では、このようなモダニティの行き詰まりを取り上げ、その対応策としてのテクノダイバーシティというものを紹介する。

「言語とアイデンティティ」ワークショップIV:言語景観における言語とアイデンティティ

イベント予定ワークショップ/Workshop

2023年5月29日(月)16:00-17:30

公共空間における言語の使用はアイデンティティの重要な指標であり、コミュニティにおける言語の実用的かつ象徴的な価値を示しています。このワークショップでは、公共標識、広告看板、通りの名前や地名などに使われる言語を観察することで、アイデンティティが物理的およびデジタルな言語景観の中でどのように視覚的に明示されるかを議論します。

異質な要素:日本語の書記実践におけるアイデンティティとハイブリッド性 (講演者:Peter BACKHAUS教授)

イベント予定ワークショップ/Workshop講演会/Lecture

2023年5月29日(月)15:00 - 16:00

本講演は、日本語の書記実践において相互に関連する2つの現象、(1)借用語の統合と(2)日本語語彙のローマ字表記について論じます。この2つの現象は補完的であり、結果として高度なハイブリッド性を生み出していることを議論します。

科学における人権:誰の権利と義務?(講演者:Samantha BESSON教授)

イベント予定講演会/Lecture

2023年5月25日(木) 16:00 -17:30

国際人権法は科学進歩への参加および科学の恩恵と応用の機会を享受することを保証する。「科学の権利」が停滞しているのはなぜか、近年再び注目されるようになった参加の側面が権利保有者と履行義務保持者にとって何を意味するのか。本講演では、科学を個別で歴史と文化に無関係なものとして扱う既存の考えを再考し、民営化や商品化への傾向を見直すため「科学の権利」を公共財として捉えることを提案する。

近現代の記憶の移りゆく風景:新旧産業遺産(講演者:Andrew GORDON教授)

イベント予定講演会/Lecture

2023年5月22日(月)16:00-17:30

Andrew Gordon教授は、ユネスコ世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」をはじめとして、産業遺産のパブリック・ヒストリーについて研究しています。また、ユネスコに登録されていない(おそらく今後も登録される予定がない)産業遺産にも関心を寄せています。今回の講演は、そのような二つの遺産に焦点を当てたものとなります。ひとつめは、古くて有名な足尾銅山と精錬所です。そして、もうひとつは日本の最新の産業遺産である福島第一原子力発電所です。

炭素国境調整: 進歩か危機か?(講演者:Michael KEEN, 潮田フェロー)

イベント予定講演会/Lecture

2023年5月15日(月)17:00-18:30

欧州連合(EU)は、炭素価格が低い国からの輸入品に課される、世界初の炭素国境調整メカニズムの導入を検討しています。賛成派は、これを気候変動との戦いにおける大きな前進だと考えています。その一方、反対派は保護主義への扉を開くものだと捉えています。その論拠と根拠はどういったものでしょうか。他の国も同様に検討を進めるべきでしょうか。


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