国際女性デーイベント: 芥川賞受賞作家 村田沙耶香氏を迎えて
イベント予定対話/Dialogue講演会/Lecture2024年3月18日(月)17:00-18:30 JST
東京カレッジ ジェンダー・セクシュアリティ・アイデンティティ共同研究会は、芥川賞受賞作家 村田沙耶香氏を迎え、国際女性デーを記念したウェビナーを開催します。 小説「コンビニ人間」(2016)で第155回芥川賞を受賞した村田氏に執筆経験やインスピレーションについて聞き、社会におけるジェンダーとセクシュアリティの規範、またそれらが私たちの世界をどのように形作っているのかについて再考します。
野生の教育学:惑星の境界とグローバル化する現状の危機(講演者:Bob JICKLING教授)
イベント予定講演会/Lecture2024年3月11日(月)15:30-17:00
地球規模の持続可能性の課題に取り組む上で、教育はとても重要です。野生の教育学は、人間と場所、景観、自然、人間以外の存在、惑星の境界の関係をそれぞれ再検討することを目的としています。 自然を私たちの「教師」と位置付け、教育学の管理を強化しようとするグローバルな傾向に挑戦します。 野生の教育学は、保護者、学生、地域の教育者、教師、学者、ビジネスリーダー、政策立案者、自然環境ガイドなど、自然の実践の可能性に興味を持ち、視野を広げたいと願う全ての人に向けて提供されます。
GPAI仕事の未来:Future of Work Survey Report 2023
イベント予定パネルディスカッション/Panel discussion2024年3月6日(水)10:00-12:00
本イベントでは2021年度、2022年度に続いて、今年度に行われた調査の概要を紹介し、実際にインタビューに関わった学生の皆さんや教員にもご登壇いただいて、調査から分かった「仕事の未来」や調査法の可能性と課題について議論を行います。本調査にご関心をお持ちの企業や組織の皆さんや学生の皆さんとともに、今後の展開について議論します。
ソフト・ロボット工学(講演者:Jean Louis VIOVY教授)
イベント予定講演会/Lecture2024年3月4日(月)15:00-16:30
ロボット工学は、工業生産、農業、個人や家庭への支援、医療など幅広い用途で重要性を増している。しかし、その進歩は、構造面や操作上での機械的技術基盤に制約されたままである。この欠点は、「ソフト・ロボット工学」の登場によって根本的に減らすことができる。つまり、この技術は、金属と機械力学を、「ソフト」な弾力・粘性を持った素材と流体力学に置き換えるものである。本講演では、Viovy教授がこの新しい分野の可能性をいくつかの例を挙げて説明し、その将来性と潜在的な限界について論じる。
マクロ経済学における社会と行動の転換(講演者:Edward John DRIFFILL教授)
イベント予定講演会/Lecture2024年2月28日(水)15:00-16:30
マクロ経済学は1936年に誕生して以来、論争が絶えない分野である。マクロ経済学は、人々が合理的に行動すると仮定した高度なモデルが前提となっている。しかし、人々は「経済人」のように行動しないという認識が、徐々に状況を変えつつある。労働時間、余暇の使い方、支出のパターンなどは、社会的規範や慣習に影響される。また、これらは、戦争やパンデミックのような混乱に経済がどう対応するかにも影響を与えている。
Web3.0 — 分散型テクノロジーの未来(講演者:Gavin WOOD氏)
イベント予定講演会/Lecture2024年1月24日(水)15:30~17:00 JST
中央集権的なテクノロジーがわたしたちの社会へ及ぼす影響力がますます高まるなか、分散的で公正かつオープンなウェブ技術、"Web3.0”はこれまで以上に重要になりつつある。本イベントでは、Web3.0がもたらしうる安全で透明性の高いテクノロジーの可能性を議論しながら、未来のデジタルランドスケープを模索する。
ザ・サロン ー 東大教授との対話シリーズ
イベント予定対話/Dialogue2023年12月1日以降毎週金曜日 順次公開(17:00以降視聴可能)
東大の文系の卓越研究者をゲストに迎え、東京カレッジの島津直子教授と、東京カレッジに滞在中のJohn Lie UC Berkeley教授がホスト役を務める対談シリーズ新企画。専門分野の壁を超えた対話を繰り広げます。
「THE TOKYO TOILET」 & 『PERFECT DAYS』(講演者:柳井 康治氏)
イベント予定講演会/Lecture2024年1月17日(水)15:00-17:00(14:30開場)
2018年、東京都渋谷区で公共トイレの改装プロジェクト「THE TOKYO TOILET(TTT)」が始まりました。日本を代表する建築家をはじめ、世界的に活躍する16名のクリエイターが参加したTTTは、都市建築の中でも見過ごされがちな「公共トイレ」という領域にクリエイティビティを導入し、新たな価値の創造に成功しました。2021年、柳井氏はTTTの課題に取り組むため、新たにアートプロジェクトを立ち上げ、映画を製作しました。映画『PERFECT DAYS』は2023年カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞し、現在、アカデミー賞に向けてプロモーションが行われています。本講演では、柳井氏がなぜTTTを始め、どのような洞察を得たのか、そしてその課題解決がなぜアートプロジェクトだったのかについて解説します。
日英で築く「自由で開かれた国際秩序」(講演者:Alastair MORGAN氏)
イベント予定講演会/Lecture2024年1月10日(水)14:00~15:30 JST
2023年5月、日本と英国の首相は「強化された日英のグローバルな戦略的パートナーシップ」を締結し、「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序」を強化することを誓った。ますます紛争が激しくなり不安定化する世界において、遠く離れた2つの中規模の島国にとって、現実的な目標なのだろうか。そのパートナーシップは、国際的なルール形成やグローバルな問題への解決に実際にどれだけ貢献できるだろうか。それは果たしてどちらかの国家の安全保障や繁栄を守ることができるのだろうか。その結果はどのように測定されるべきか。
東大対談:UT7次世代生命概念創出研究グループ 新しい「生命の概念」をつくり出す研究とは?
イベント予定インタビュー/Interview2023年11月1日から毎週水曜日 順次公開(17:00以降視聴可能)
好奇心を原動力にした研究はどのように行われ、研究成果は私たちの「生命」の理解にどのように貢献しているのでしょうか?東京カレッジのポストドクトラル・フェローたちが、東京大学UT7教授たちにインタビューを行い、大学における最先端の研究を探ります。
中国に対する英国の見解(講演者:Alastair MORGAN氏、 Tim SUMMERS教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年12月5日(火)15:30-17:00 JST
英国のデービッド・キャメロン元首相は、在任中の2015年、英国と中国の関係における「黄金時代」について語りました。2022年、リシ・スナク首相はその時代の終結を正式に宣言し、スナク政権は中国が国際秩序に対する新時代を定義づけるような挑戦であるという見解を示しています。この激動の時期に、英国の中国に対する見方は、政府の内外や報道機関でどのように変化し、分岐したのでしょうか。英国の国益と価値観を維持するために、英国は中国に対し、どのように関与するか、あるいは離脱するのが最善でしょうか。
日本企業は現金を貯め込みすぎか(講演者:Jennifer CORBETT教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年12月5日(火)13:00-14:30
日本企業が多額の現金残高を保有することは批判も称賛もされている。海外のコメンテーターやアクティビスト投資家、学者らはこれに批判的である。世界的に企業は現金の貯蓄を増やしているが、日本は依然として例外である。この講演では、日本企業の貯蓄と、国民所得に占める労働分配率を含むその経済効果について考察する。
「セキュリテインメント」: 具現化されたAI、 エンターテインメント、 及び監視の関係性(講演者:Jennifer ROBERTSON教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年11月27日(月)15:00-16:30
CCTVカメラは東京をはじめ、日本の都市のいたるところに設置され、1980年代に導入された民間のセキュリティシステムも、ほとんどの家庭に標準装備されてきています。監視は日常生活、仕事、遊びまでにも組み込まれ、それは「見る方法 」となりつつ、「見られる方法」にも影響を与えています。本講演では、Robertson教授がAIを活用したエンターテインメントと監視技術がなぜ、どのように融合したのかを探り、その関係性及び影響について論じます。
法執行機関のAIシステム導入に向けた取組みとAIガバナンス: Interpol/UNICRIツールキットの紹介と日本への示唆
イベント予定パネルディスカッション/Panel discussion2023年11月20日(月)14:00-16:00
本ウェビナーでは、本ツールキットを紹介しながら、AIシステム導入に伴う倫理、透明性、プライバシー保護、バイアス対策、セキュリティ評価など、法執行機関が直面する重要な課題について探求します。AIガバナンスに対する国際的な関心の高まりを踏まえれば、今後日本の法執行機関にも議論が及ぶことが予想されることから、AIを活用する機関、組織及び事業者等の間で重要な課題について認識を共有しつつ、日本の法執行機関におけるAIの利活用に向けた方向性を議論します。
世界文学と翻訳 「The Bankruptcy」翻訳出版を記念して
シンポジウム/Symposium2023年10月26日 (木)19:00-21:00 JST (ロンドン: 11:00-13:00; サンパウロ: 7:00-9:00am; ニューヨーク: 6:00-8:00am)
小説「The Bankruptcy」(Júlia Lopes de Almeida著)の新訳は、受賞をきっかけに世界に知られるようになりました。翻訳出版を記念し、本シンポジウムでは、担当翻訳者、編集者、また、研究者らが世界文学の現状とブラジルや日本、そして他国における翻訳が果たす役割を議論します。
現代韓国の文化と民主主義(講演者: KIM Hang教授)
講演会/Lecture2023年10月24日(火)10:30-12:00
いわゆる"K"を冠した韓国発の文化が日本のみならずグローバルに人気を博している。今回の講演ではこうした現状を、1990年代後半からの韓国における政治・経済・社会変動において理解することをテーマに据える。それにより現代韓国における文化と民主主義の関係、そして何かと荒波が止まない日韓関係を考える際のささやかなヒントを共有するきっかけになることを願いたい。
分断が進む世界における国際租税の枠組み(講演者:Pascal SAINT-AMANS教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年10月20日(金)16:00-17:30
この15年で、国際租税の枠組みは劇的に変化しました。租税条約や移転価格税制といった伝統的な制度が改定され、脱税や租税回避への対策を強化する新しいルールが導入されました。これらの変更は各国間の租税に関する協力を促しています。地政学的な分断とグローバルガバナンスの課題の面において、これら改革はどのような影響を受けるのでしょうか。
クラウドソーシング・ヘルスケアの未来(講演者:Simo HOSIO教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年10月3日(火)16:30-18:00
人工知能は、近い将来ヘルスケアに革命を起こす可能性を秘めています。本講演では、さまざまなデジタル技術の組み合わせ、メンタルヘルスに関する現在進行中の事例研究、そして、クラウドソーシングを用いた大規模拡張が可能なオンライン実験における文化の違いや人的要因に光を当てたHosio教授のデジタルヘルスに関する研究を紹介します。
東京カレッジ&MbSC2030共催 シリーズ 未来の科学技術への取り組み「未来のモビリティ:人間とサービスの関係性について」
イベント予定講演会/Lecture2023年9月21日(木)15:00-16:30
「Mobility=自由に動けること」は、すべての人々が根源的に希求すること。ウーブン・バイ・トヨタは、人、モノ、情報の3つの「Mobility」の実現を目指す。それは、安全でスマートな、人に寄り添うモビリティをすべての人に届けることである。本講演では、最先端の車両ソフトウェアプラットフォームによる集約型システムについて解説をする。
脱炭素化とサステナビリティのためのエネルギー転換 (講演者:Yiguang JU教授)
イベント予定講演会/Lecture2023年9月13日(水)15:30-17:00
気候変動や環境の持続可能性に対する社会的関心が高まる中、今後数十年のうちに「化石燃料エネルギー」は、再生可能な電力による「電子エネルギー」へと変化していくだろう。本講演では、再生可能エネルギーの貯蔵や断続的な生産といった課題に対処するための3つの方法: 非平衡エネルギーと化学変換、材料製造、アップサイクルに焦点を当てる。また、脱炭素化と持続可能性の観点から、これらの改革がもたらす利点についても議論する。
成長と安定のためのマクロ経済政策(講演者: 清滝 信宏教授)
講演会/Lecture2023年8月22日(火)16:00-17:30
日本経済は、低成長、インフレ、少子高齢化、財政や環境の持続性への不安など様々な問題に直面している。本講演は、どのようにマクロ経済政策でこれらに対処するか考察する。
インド太平洋地域における抑止力と外交のバランス(講演者: Bill EMMOTT 潮田フェロー )
イベント予定講演会/Lecture2023年7月25日(火)13:00-14:30(開場 12:30)
「今日のウクライナは明日の東アジアになりうる」と岸田首相は警告している。しかし、これをどのように防ぐことができるのか?日本やフィリピンを含むアメリカの同盟国は、抑止力のネットワークを構築しようとしている。これはどのように外交と結びつけられるだろうか?抑止は同時に挑発にもなりうるのか?本講演では、こうしたジレンマについて解説し、探っていく。
出版記念「複雑な絡まり合いーフィリピン研究」
イベント予定講演会/Lecture2023年7月20日(木)16:00-17:30
地域研究という分野では、その植民地時代の起源、研究者の視点や立場性と方向性について、時折論争が起こります。Plural Entanglements: Philippine Studiesの出版を記念した本イベントでは、人類学者のDOCOT博士がこうした議論とフィリピン研究の包括性について語り、BARRETTO-TESORO博士が先住民の視点を用いた革新的な章を紹介します。
言語・文化・思考はどのように関係しているか(講演者:今井むつみ教授)
イベント予定ワークショップ/Workshop講演会/Lecture2023年7月18日(火) 16:00-17:00
本講演では、言語、文化、知覚、認知がさまざまな領域でどのように相互作用しているかについて議論します。講演の最後には、このようなプロセスを経て、文化的アイデンティティがどのように形成されるかを考察します。