何为爱国?何为认同? —读报有感 愛国とは何か、アイデンティティーとは何か ―ある新聞記事について - 東京カレッジ

何为爱国?何为认同? —读报有感 愛国とは何か、アイデンティティーとは何か ―ある新聞記事について

2020.03.01
何为爱国?何为认同?
—读报有感

这是我刚刚到东京时,匆匆写下的“读报有感”。这个话题,与羽田正教授和我都关注的Identity相关,我们将在东京学院一起讨论。

日本的《周刊·读书人》在2020年1月10日第一、二版上,发表了将基面贵巳(新西兰Otago大学教授)和宇野重规(东京大学教授)的长篇对谈《真正的爱国——以及为什么产生?》。据说,将基面的两本书,在2019年的日本引起不小反响。岩波书店出版了他的《爱国の构造》,百万年书房出版了他的《日本国民ための爱国の教科书》。他注意到“爱国”作为政治概念,近来在西方学术界重新复活,而作为日本裔学者,他也关注“爱国”这一概念,在日本是否真的能被正确理解?“爱国”这种感情,在日本是理所当然的吗?
尽管过去三十年的平成时代,佐伯启思的《日本之爱国心》、姜尚中的《爱国的作法》两部著作,代表了平成时代日本的“爱国论”。但是,将基面教授或许还想说一点儿自己的理解?从他回应宇野教授的提问中,他根据英国政治思想的谱系,特意在理论上区分了“民族主义(Nationalism)”和“爱国主义(Patriotism)”。
我还没有看将基面教授的书。可是,爱国主义问题在中国和日本都应当重视。我的理解是,如果“爱国主义”可以成为温和和理性的正当感情,必须有两个前提。第一,要有民主。必须确认自己是这个群体/国家/族群的主人,如果没有参与政治的民主制度保障,这样,民众就不是“主人”,他无法真心爱国;第二,要有自由。爱国应当是为这个国家更好,因此国家必须容忍和鼓励批评,如果没有言论自由的法律保障,爱国也是不可能的。缺乏这些前提条件,很可能本来希望的理性的“爱国主义”,就会变成并不希望的盲目的“民族主义”。
我隐约感觉,将基面教授的书在日本出版,和现在世界上“逆向全球化”也就是“国家利益优先”有关。最近这些年,人们越来越注意到,原来想象中的全球化、互联网、市场贸易和普世价值,并没有真的淡化国家的存在,不仅“历史没有终结”,相反还在某种政治意识和政治制度的保护下,它助长了国家的崛起,使得“超越国境”更加艰难。如今,世界各国都面临着普遍价值还是国族价值的两难选择,也许会促使学术界和思想界重新开始思考“爱国”和“认同”的问题。
于是,在2月4日,东京学院组织了有关Identity的Seminar,羽田正教授和我分别讲我们对“认同”问题的理解,大家讨论得很热闹,因为“认同”的问题,恰恰和所谓“爱国主义”密切相关。

愛国とは何か、アイデンティティーとは何か
――ある新聞記事について

このエッセイは、今回東京滞在の初めの頃に、ある新聞記事を読んで記したものである。この話題は、羽田正先生と私が関心を持つ「アイデンティティー」に関わっており、共に東京カレッジで議論したいテーマでもある。
書評専門紙「週刊読書人」の2020年1月10日の第一、二版には、将基面貴巳(ニュージーランド・オタゴ大学教授)と宇野重規(東京大学教授)との長編対談、「真の愛国―何のために生きるのか」が掲載された。将基面氏の二冊の新刊書は2019年、日本で大きな反響を呼んだと言われている。『愛国の構造』は岩波書店、『日本国民のための愛国の教科書』は百万年書房によって出版された。彼は、近年「愛国」が政治概念として欧米学界で復活していることに気づき、日系研究者の彼もまた、この概念が日本で本当に正確に理解されうるか、関心を寄せた。「愛国」といった感情は、日本では当たり前のことか。
過去30年の平成の時代では、佐伯啓思(京都大学名誉教授)の『日本の愛国心―序説的考察』と姜尚中(東京大学名誉教授)の『愛国の作法』の両著作が平成時代日本の「愛国論」と言えるのであろう。将基面氏はおそらく、それに止まらず、ご本人の理解を述べたいところだろう。宇野氏の質問に答える際に、基面氏はイギリス政治思想の系譜を引き、とりわけ理論上、「民族主義」(Nationalism)と「愛国主義」(Patriotism)に区別を付けていた。
私はまだ将基面氏の著作を読んでいない。ただ、愛国主義の問題は中国と日本も重視すべき問題と思う。私の理解には、「愛国主義」が穏やかで理性的、かつ正当的な感情になり得ることに二つの前提がなければならない。第一に、民主である。人々が、自分がこの集団・国家・族群の主人と確信する。政治参加に民主的な制度の保障が存在しなければ、民衆は「主人」となれず、心の底から国を愛することができない。第二に、自由が必要である。愛国とは、国が良くなるためなので、国は励ましや批判を受け入れなければならない。言論の自由が法律によって保証されなければ、愛国はありえない。この二つの前提なしに、本来望まれる理性的な「愛国主義」は、望まれない盲目的な「民族主義」に変化しかねない。
将基面氏の著作の出版は、現在世界中に蔓延する「反グローバリズム」、すなわち「国家利益ファースト」と関連している、と微かに感じる。近年明らかなように、当初の予想に反して、グローバル化や、インターネット、市場貿易、普遍的な価値等は、国家の存在を薄くする状況をもたらさなかった。「歴史の終焉」に到達しなかっただけでなく、逆にある種の政治意識や政治制度の保護のもと、国家の存在がより目立つ形で浮き彫りになり、「国境を超える」ことがさらに困難となった。現在、世界各国は普遍的な価値、または国族(国家的、民族的)価値のどちらかを選択するよう迫られている。この状況は、学界、思想界の人々が「愛国」、「アイデンティティー」を再考することに繋がるかもしれない。
2月4日、東京カレッジではアイデンティティーをテーマとするセミナーが開催された。羽田教授と私が「アイデンティティー」について理解を述べた後に、東京カレッジに所属の教授、研究員の間に活発的な議論が交わされた。「アイデンティティー」とは、まさにここでいう「愛国主義」と密接的な関係を持つからである。

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