AIガバナンスと透明性レポートの実践に向けてー広島AIプロセスを事例に
イベント予定対話/Dialogue講演会/Lecture2025年11月27日(木)16:00-18:00
AIの社会的活用が進む中で、企業や組織がどのように透明性を確保し、信頼されるAIガバナンスを構築するかが国内外で重要な課題となっています。本イベントでは、AIの開発・利用に関する「透明性レポート」の意義と作成方法を、実践的に学びます。東京大学江間研究室が中心となって作成した『AIガバナンスに資する透明性レポートハンドブック(仮)』を教材に、社内情報の整理や報告書作成、合意形成の進め方、会議運営の工夫などを具体的に紹介します。さらに、G7広島サミットを契機に始動した国際的な枠組み「広島AIプロセス(HAIP)」を事例に、各国・企業による自主的な透明性報告の取り組みと国際的信頼の構築について学びます。実務担当者同士の情報交換の時間も設け、AIガバナンスの定着と国際的な信頼醸成を目指します。
佐渡島の金山:世界遺産登録に見る「歴史認識」との向き合い方(講演者:Andrew GORDON教授)
イベント予定講演会/Lecture2025年12月3日(水)15:00-16:00
2024年、ユネスコ世界遺産委員会は佐渡島の金山群を世界文化遺産に登録しました。九州を中心とした「明治日本の産業革命遺産」が2015年に登録された時ほど大きな日韓対立は、この時には起こりませんでした。両者に共通した争点は、これらの産業遺産が戦時中に日本へ連行され労働を強いられた外国人労働者、特に朝鮮人の扱いをどのように位置づけるかという点でした。「佐渡島の金山」では日本側がより包括的で誠実な説明を行ったため、「明治日本の産業革命遺産」ほどの論争を招きませんでした。本講演では特に地域の市民社会アクターの役割に注目し、この違いが生じた要因を探ります。
ある英国人外交官の回想(講演者:Alastair MORGAN氏)
イベント予定講演会/Lecture2025年12月10日(水)15:00-16:00(14:30開場)
外交官としての30年のキャリアから得られた、数々の洞察を伺います。2019年に退官されるまで、東京、北京、広州、平壌などアジアの主要都市を歴任した外交官の人生はどのようなものだったのでしょうか。各赴任地で直面した課題とは? 現地の事情と英国政府の要請の間で、どのように着地点を見つけてきたのか? 1980年代以降のアジアをつぶさに見てこられた貴重な体験をじかに伺える、またとない機会です。ぜひ足をお運びください。




