【言語とアイデンティティ】第6回:「『ありのまま』に『おネエことば』を再現する: 言語労働と言語的過剰性」 – 東京カレッジ

【言語とアイデンティティ】第6回:「『ありのまま』に『おネエことば』を再現する: 言語労働と言語的過剰性」

日時:
2021.11.13 @ 17:00
2021-11-13T17:00:00+09:00
2021-11-13T17:15:00+09:00
【言語とアイデンティティ】第6回:「『ありのまま』に『おネエことば』を再現する: 言語労働と言語的過剰性」
終了しました
YouTube配信
開催日時 2021年11月13日(土)から17:00以降視聴可能
会場

東京カレッジYouTubeチャンネル

言語 英語(日本語同時通訳有)
要旨

対談やテレビ番組などの多岐にわたるジャンルにおいて、いわゆる「おネエことば」のような言葉遣いは、脚本からではなく本格的な「クィア男子」からありのままに生まれるかのように描写されています。速記者、記録者、グラフィックデザイナーやイラストレーター、編集チームの共同的な言語労働を通して行われる編集作業は、おネエキャラを音として(再)構築し、口調を本質的に過剰で封じ込めを必要とするものとして(再)創造します。言い換えれば、オネエによって使用されることばは、言語労働の実践を通して、転写者、ゴーストライター、編集者、プロデューサーなどによって新たに想像され、文脈化されるのです。

 

私の著者『queerqueen: Linguistic Excess in Japanese Media』(OxfordUP, 2020)を基に、本講演では、対談のフォーマットも一流のグラフィックアーティストのイラストを取り入れた双子兄弟のおすぎ(杉浦孝昭、映画評論家、1945年ー)とピーコ(杉浦克昭、ファッション評論家、1945年ー)が1979年-1980年にかけて著者した5冊の書籍に焦点を当てます。視覚的なミメーシスと表記体系のスタイライゼーションによって、彼らの口調の過剰性強調され、抑制すべきものだという意識が検閲という形で強調されます。このようにして、「実際の」会話で生まれたことばとやりとりは、言語労働のプロセスを通して文脈化され、将来のおネエブームを明確するためにも機能します。おネエことばがどのようにテキストされるかを分析することで、エンタテインメントのビジネスに不可欠なジェンダー、セクシュアリティ、欲望に関する言語的なステレオタイプが現代のメディアでどのように表現されるか、そしてその過程に必要な「真正性」を(再)構築する言語労働はどういうものなのか明らかにします。

プログラム

登壇者

Claire MAREE (Associate Professor & Reader, Asia Institute, University of Melbourne)

 

コメント

Michael FACIUS(東京カレッジ・准教授)

 

司会

Hannah DAHLBERG-DODD(東京カレッジ・特任研究員)

主催 東京大学国際高等研究所東京カレッジ
お問い合わせ tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp

Upcoming Events

開催予定のイベント

海外パートナー大学との対話シリーズ「第6回東京大学-ケンブリッジ大学合同シンポジウム」 セッション3: パンデミックとその後の国際共同研究の展開

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2021年12月8日(水)17:00‐19:00

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シモーヌ・ド・ボーヴォワールへの現代日本のまなざし

イベント予定シンポジウム/Symposium共催/Joint Event

2021年12月10日(金)17:00-20:00

シモーヌ・ド・ボーヴォワールの作品の著作権承継人で哲学者のシルヴィ・ル・ボン・ド・ボーヴォワールが、シモーヌ・ド・ボーヴォワールの未刊の自伝的作品『離れがたき二人』を紹介します。この作品は、少女たちを妻と母の役割にはめ込み自由でものを考える女性となることを禁じようとする世間や、身持ちのよい女性を育てる性と知識の教育に反抗する二人の少女たちを描いています。

Previous Events

公開済みイベント

海外パートナー大学との対話シリーズ:コロナ後の社会「東京大学-プリンストン大学 対話」第6回経済

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2021年12月6日(月)17:00以降視聴可能

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海外パートナー大学との対話シリーズ「第6回東京大学-ケンブリッジ大学合同シンポジウム」 セッション2:持続可能な都市

イベント予定シンポジウム/Symposium共催/Joint Event

2021年11月29日(月)17:00‐19:00

2020年にスタートした「UTokyo-Cambridge Voices」は、東京大学とケンブリッジ大学の研究者が、それぞれの専門分野について、双方向の対話を行うシリーズです。この対話シリーズは、「戦略的パートナーシップ」の枠組みのもと、両大学が主催しています。今年度は、全学レベルで3つのオンライン公開シンポジウムが開催されます。セッション2のテーマは「持続可能な都市」です。

海外パートナー大学との対話シリーズ:コロナ後の社会「東京大学-プリンストン大学 対話」第5回人口と健康

イベント予定共催/Joint Event

2021年11月29日(月)17:00以降視聴可能

コロナ危機によって社会と大学はどのような影響を受けたのか、今後何に注意しどのような方向を目指して進めばよいのか。重要なパートナーであるプリンストン大学と東京大学の研究者たちが語り合います。

海外パートナー大学との対話シリーズ:コロナ後の社会 東京大学-オーストラリア国立大学 対話 第4回「コロナ後の社会:哲学と確率の間から」

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2021年11月25日以降視聴可能

COVID-19パンデミックが浮き彫りにした社会の様々な問題、また、将来起こり得る医療危機に私たちはどう備えればよいのか、ANUと東京大学の研究者が、様々な切り口からコロナ後の社会についての議論を展開します。

海外パートナー大学との対話シリーズ:コロナ後の社会 東京大学-オーストラリア国立大学 対話 第3回「コロナ後の環境の変化と課題」

イベント予定共催/Joint Event

2021年11月24日以降視聴可能

COVID-19パンデミックが浮き彫りにした社会の様々な問題、また、将来起こり得る医療危機に私たちはどう備えればよいのか、ANUと東京大学の研究者が、様々な切り口からコロナ後の社会についての議論を展開します。

海外パートナー大学との対話シリーズ「第6回東京大学-ケンブリッジ大学合同シンポジウムシリーズ」 セッション1:COVID-19に関する研究と挑戦

イベント予定シンポジウム/Symposium共催/Joint Event

2021年11月24日(水)17:00‐19:00

2020年にスタートした「UTokyo-Cambridge Voices」は、東京大学とケンブリッジ大学の研究者が、それぞれの専門分野について、双方向の対話を行うシリーズです。この対話シリーズは、「戦略的パートナーシップ」の枠組みのもと、両大学が主催しています。今年度は、全学レベルで3つのオンライン公開シンポジウムが開催されます。セッション1のテーマは「COVID-19に関する研究と挑戦」です。


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