ある英国人外交官の回想(講演者:Alastair MORGAN氏)
イベント予定講演会/Lecture2025年12月10日(水)15:00-16:00(14:30開場)
外交官としての30年のキャリアから得られた、数々の洞察を伺います。2019年に退官されるまで、東京、北京、広州、平壌などアジアの主要都市を歴任した外交官の人生はどのようなものだったのでしょうか。各赴任地で直面した課題とは? 現地の事情と英国政府の要請の間で、どのように着地点を見つけてきたのか? 1980年代以降のアジアをつぶさに見てこられた貴重な体験をじかに伺える、またとない機会です。ぜひ足をお運びください。
3Dで見る世界力学:大国・地球・新興国の声(講演者:Ole WÆVER 教授)
講演会/Lecture2025年12月17日(水)14:00ー15:00
世界政治の全景を描くことは可能なのでしょうか? いま、世界の動きを形づくっているのは、同時に進行する三つの大きな力学で、それらを一枚の「地図」として描くことは決して簡単ではありません。…
ブリュッセル効果への対応6:企業にとどまらぬAI透明性義務の射程
イベント予定パネルディスカッション/Panel discussion講演会/Lecture2026年1月6日(火)14:00-15:00
本ウェビナーでは、EU AI法第50条の透明性義務(AI生成・編集コンテンツの表示、チャットボット対話の明示、合成コンテンツのウォーターマーク/メタデータ、感情認識・バイオメトリック分類の通知、ディープフェイクのラベリング等)の全体像を解説します。義務の対象がプロバイダーだけでなく、AIを組み込んでEU市場にサービスやコンテンツを届ける利用者側(デプロイヤー)や、商業・職業目的でAIを活用する個人にまで及び得る点、そして私的利用との境界が実務上曖昧になり得る点を整理します。さらに、同義務を実装するためにEUで進む「透明性に関する行動規範(CoP)」の位置づけと最新動向、CoPに沿わない独自運用を選ぶ場合の論点についても取り上げます。「自社(自分)は関係ない」と考えてきた方こそ、射程を確認し備えを検討する機会としてぜひご参加ください。
進歩は「破壊」から生まれる?〜物理学者と経済学者の対話から〜
イベント予定対話/Dialogue2026年1月7日(水)14:00-15:00
新しい技術やアイデアが古いものを壊して進歩を生む――これは経済学で「創造的破壊」と呼ばれる考え方です。2025年のノーベル経済学賞では、この考え方が大きく取り上げられました。一方、物理学では「すべては形を変えるだけで、何も失われない」という保存の法則があります。では、経済の進歩は本当に「破壊」なのか? それとも「変化」なのか? この講演では、一見逆にも見える物理と経済の考え方の違いを比べながら、「持続可能な成長」や「人間の想像力の力」について、わかりやすくお話しします。
国家を解剖する:政体から身体へ(講演者:Charlotte EPSTEIN教授)
講演会/Lecture2026年1月14日(水)14:00-15:00
「政体(body politic)」は、ヨーロッパにおいて「正しい」政治体制のあり方を説明するためのアナロジーとして、中世以来長く用いられてきました。本講演では、16~17世紀のヨーロッパにおける人間の身体についての科学的発見が、このアナロジーをいかに根本から変えたのかを論じます。
堅牢なのに海水中で分解するプラスチック(特別講演会/講演者:相田 卓三教授)
イベント予定寄付者限定特別講演会/Special Lecture for Donors2026年1月19日(月)16:00-17:30
廃棄されたプラスチックが蓄積し、地球環境や生態系の持続性を脅かしています。その解決につながると期待されるのが、相田先生の開発された「強いのに海水で分解する」超分子プラスチックです。植物由来のセルロースを原料とすることで柔軟性と堅牢性を併せもち、石油に依存してきた私たちの社会と地球を大きく変えうる、夢の素材です。この新しい技術について、わかりやすくお話しいただきます。




