AIガバナンスと透明性レポートの実践に向けてー広島AIプロセスを事例に

東京都千代田区（会場の場所は参加者にお伝えいたします）
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※第一部のみYouTube配信あり

AIの社会的な活用が進むなかで、企業や組織がどのように透明性を確保し、信頼されるAIガバナンスを構築していくかが国内外の課題となっています。特に近年では、AIの開発・利用に関する「透明性レポート（Transparency Report）」を通じて、組織が自らの取り組みを外部に説明する動きが広がっています。

本イベントは、こうした透明性レポートの意義や作成のステップを実践的に学ぶ場として開催します。東京大学江間研究室が中心となり作成した「AIガバナンスに資する透明性レポートハンドブック（仮）」を教材とし、社内での情報整理や報告準備の進め方、合意形成の方法、会議運営のステップなどを具体的に紹介します。

あわせて、G7広島サミットを契機に立ち上がった国際的な取り組み「広島AIプロセス（HAIP）」を事例に、各国や企業がどのように自主的な報告を行い、国際的な信頼を築いているかを学びます。HAIPは、法的な強制ではなく「自主的な透明性報告」によってガバナンスを成熟させる点に特徴があり、AI法など今後の国内制度とも接続する枠組みです。

また、参加企業同士が実務上の課題や工夫を共有する情報交換の時間を設け、AIガバナンスの社内定着と国際的な信頼確立の両立について議論する場を提供します。AIガバナンスに関心のある組織・企業の方の参加をお待ちしております。

関連イベント：
広島AIプロセス（HAIP）報告枠組みとは？―日本発のグローバルAIガバナンス最前線（2025/7/28開催）: https://www.tc.u-tokyo.ac.jp/ai1ec_event/15506/

参考：
広島AIプロセス（総務省ウェブサイト）: https://www.soumu.go.jp/hiroshimaaiprocess/

HAIP Reporting Framework（OECD.AI）: https://transparency.oecd.ai/

The HAIP Reporting Framework: Feedback on a quiet revolution in AI transparency : https://oecd.ai/en/wonk/the-haip-reporting-framework-feedback-on-a-quiet-revolution-in-ai-transparency

Preliminary Insights and Recommendations for HAIP Reporting Framework – Based on HAIP Participant Organizations Interviews : ワーキングペーパー　スライド

Transparency and Integrity in HAIP Reporting Framework -Insights and Recommendations for AISI Network- : スライド

第一部
16:00-16:10
開会の挨拶
住友貴広（内閣府  科学技術・イノベーション推進事務局 AI室  参事官）
飯田陽一（総務省  参与）

16:10-16:25
組織のAIガバナンスとハンドブックの概要
江間有沙（東京大学東京カレッジ  准教授 / 日本ディープラーニング協会  理事）

16:25-16:40
HAIP参加企業からのショートプレゼンテーション
工藤真一（ソフトバンク株式会社  IT統括 AIテクノロジー本部 AIガバナンス推進室  担当部長）
高木幸一（KDDI株式会社  先端技術統括本部 先端技術企画本部  エキスパート）
根本宗記（NTT株式会社  技術企画部門 AIガバナンス室  室長）
古川直裕（株式会社ABEJA  法務チーム）
モデレーター：江間有沙

16:40-16:55
閉会の挨拶
菱田光洋（GPAI東京専門家支援センター  事務局長）
栗原聡（慶應義塾大学  教授 / 人工知能学会  会長）
村上明子（AIセーフティ・インスティチュート  所長）

（会場移動）

第二部
17:10-18:00
組織ガバナンスを考えるグループセッション（対面のみ）
参加：HAIP報告企業のご担当者