ジェンダー・セクシュアリティ・アイデンティティ共同研究会が映画上映会開催(7/28) - 東京カレッジ
研究関連

ジェンダー・セクシュアリティ・アイデンティティ共同研究会が映画上映会開催(7/28)

2025年7月28日(月)15:00から東京カレッジの共同研究会「ジェンダー・セクシュアリティ・アイデンティティ」は、映画の二本立て上映および制作者によるディスカッションを開催します。

上映作品は、「Dismantling Motherhood」(2024年、37分15秒) と、「Singing Together in a Museum」(2025年、12分48秒) の2本です。上映後には、両作品の監督である坂本夏海氏(アーティスト)と、本プロジェクトのオーガナイザーの一人である齋藤梨津子氏(早稲田大学博士課程在籍・同大助手)とのディスカッションが行われます。イベントは全て英語で実施されます。

参加をご希望の方は、以下のフォームよりご登録ください。登録後に会場の詳細をお知らせいたします。先着順となっておりますので、お早めにお申し込みください。
登録フォーム

開催日時:2025年7月28日(月)15:00~16:30

会場:東京カレッジ(登録後に会場の詳細をお知らせいたします。)

タイトル:"Dismantling Motherhood" (2024) & "Singing Together in a Museum" (2025) : A Double Feature Film Screening and Discussion with the Project Organizers

要旨:

アートプロジェクト「Dismantling Motherhood」は、「母」という言葉を「解体」し、母親業がもつ「他者をケアする能力」を「ひらく」ことを目指す実験的な取り組みです。公募であつまった6名の横浜在住の母親たちと、この2年間、クリエイティブな複数の実践に取り組んできました。この共創的なプロセスを通じて、坂本氏は複数の作品を制作し、その中の2本が今回上映される映画です。

プロジェクトの初年度には、子育ての孤立と向き合い、 母親が自身の「声」に耳を傾け、表現できる小さなネットワークを築くことを目指しました。その成果が、映画《母性の解体》(2024年)です。並行して、ワークショップやオンラインでの対話を通じて、日本における「共同育児」の歴史を研究しました。それは現代社会ではなかなか想像しにくいものでもありました。

2年目は、「ケアする身体」と「公共空間」の関係に焦点を当て、映画「Singing Together in a Museum」(2025年)を制作しました。同じ6人の母親たちとともに創造的なワークショップや調査を行い、今回は1974年に東京で発生したモナ・リザへのスプレー事件を取り上げました。これは、ウーマン・リブ運動の活動家・米津知子による抗議行動であり、障害者や子どもなどケアを必要とする人々の排除に異議を唱えるものでした。

・申し込み方法: 登録フォーム

・言語:英語

・主催:東京カレッジ  ジェンダー・セクシュアリティ・アイデンティティ研究会

・問い合わせ先:shannon.welch@tc.u-tokyo.ac.jp


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