20世紀初頭の日中間の翻訳実践と知的交流に着目し、アナーキストの進化論的な想像力を分析している。なぜ中国と日本の政治的急進派の多くが、ほぼ同時期に、地理や生物の進化に関する著作に強い関心を抱くようになったのか?これらの政治的急進派とはどのような人々であったのか?彼らが生み出した生物学的知識は、アナーキストの思考と実践にどのような役割を果たしたのか?もしくは、分権的な自然に対するアナーキストの読みは、概念的・社会的な意味における進化や種間関係の知識形態にどのように作用したのか?これらの問いについて、社会史と知の歴史を駆使しながら検討している。
2020― ルートヴィヒ・マキシミリアン大学(ミュンヘン大学)歴史学部博士課程 リサーチアソシエイト(Wissenschaftliche Mitarbeiterin)
2017―2020 ハイデルベルク大学 トランスカルチュラルスタディーズ 「グローバルな文脈におけるアジアとヨーロッパの卓越性クラスター」修士号取得
2018―2019 京都大学大学院文学研究科研究員
2015―2016 オットー・フリードリヒ大学バンベルク 英米研究所 交換留学
2013―2017 西安交通大学 英語言語学・文学部 卒業
2022 – 2023 German Academic Exchange Service (DAAD) research scholarship for doctoral candidates
2022 Visiting grants and archive research grants in PR China and Taiwan. Fellowship program at the Joint Center for Advanced Studies “Worldmaking from a Global Perspective: A Dialogue with China” funded by German Federal Ministry of Education and Research
2018 – 2019 日本学生支援機構 (JASSO) 奨学金