Iryna PETRYCHENKO - 東京カレッジ
東京カレッジ
訪問研究員

Iryna PETRYCHENKO

所属 キーウ国立言語大学 東洋語学講座 研究員 研究分野 言語学(日本語学) 訪問期間 2022年4月15日~2024年3月31日 ウェブサイト https://orcid.org/0000-0002-4554-2773
01 研究概要

日本の新聞全面広告文章に着目し、その時間指示語(語彙的テンポラリティー)を研究している。新聞は日本全国で使用される伝統的かつ情報型の広告媒体であり、言語学的な分析の際、文字化等を伴わないため、対象テキストとしても使用しやすいメディアである。一方、新聞掲載の全面(15段)の広告文章は、周辺記事や紙面配置、編集部等の意見とは最大限に無関係であるため、外的刺激を受けずに個々テキストの内在的特徴が表出しやすいと思われる。

02 経歴

2022年4月- 東京大学東京カレッジ訪問研究員
2020年9月- キーウ国立言語大学 東洋語学講座 研究員
2009年12月-2020年9月 キーウ国立言語大学 日本語学講座 上級講師
2003年9月-2009年12月 キーウ国立言語大学 日本語学講座 専任講師
2009年3月 東京外国語大学(博士後期課程、日本語学)単位取得満期退学
2005年7月-2009年3月 日本国外務省 語学研修所 ウクライナ語非常勤講師
2001年6月 キーウ国立言語大学(日本語・英語専攻)学士修士一貫課程卒業
2000年7月-2003年3月 在ウクライナ日本国大使館 領事班 現地補助員

03 研究業績

【論文】
「学術日本語の習得を目指したスキル活用型教育の試み」(2019)『神戸学院経済学論集(特集「ウクライナの環境・社会・経済・政治に関する研究」)』51(3)号、pp.101-112.
Petrychenko I., Yabusaki Y., Saito Ch., Morita J., Kobayashi A.「ウクライナさくら日本語教師研修2016の試み」(2018)『Movni i konceptualni kartyny svitu』63号、pp.195-200.
「日本の新聞広告文章におけるダイクシス -時間軸を中心に」(2009)『言語・地域文化研究』15号、pp.305-313.

【その他】
「日本語への情熱を学生に」(2020)『ユニークな日本文化論』朝日新聞出版、pp.58-59.


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