山田 真樹夫 | 東京カレッジ
東京カレッジ
訪問研究員

山田 真樹夫

所属 ファイサル国王研究所 研究分野 東アジアの経済発展、明治期日本の産業化、制度変化 訪問期間 2020年7月1日~2021年3月31日(断続的)
01 研究概要

民主化以前の初期経済発展の比較歴史分析:19世紀日本を中心に

今日、制度(institutions)の質が経済の長期的発展の結果を左右することは広く知られている。しかし未だ十分に解明されていないのは制度が向上する原理である。参加を広く認める制度が経済面で良い結果をもたらすという見方がある一方、歴史的には欧州・東アジアともに産業化は民主化以前に起こっている。では制度の質を改善し、初期経済発展をもたらすものは何であろうか。既存の研究の多くは革新的な政治的連合が制度変化に果たす役割に注目しているが、本研究は、変化の途上にある政治的レジームと既得権益層の関係の多様性に着目し、19世紀の日本をケース・スタディーとして仮説を実証する。

02 経歴

1983年 福井県に生まれる
2006-07年オックスフォード大学リンカーン・カレッジ 留学生(哲学・政治学・経済学)
2008年 東京大学 法学部卒(政治専攻)
2010年 オックスフォード大学セントアントニーズ・カレッジ 修士号取得(現代中東研究)
2015年 オックスフォード大学セントアントニーズ・カレッジ 博士号取得(国際関係論)
2016年 ロンドン大学東洋アフリカ学院 講師
2016年 オックスフォード・エネルギー研究所 客員研究員
2016-18年 ファイサル国王研究所 研究員
2017年-現在 サウード国王大学 国際科学結合プログラム研究員
2018-20年 プリンストン大学 超域研究所講師
2018年-現在 ファイサル国王研究所 上級研究員

03 研究業績

“Introduction: Revisiting Rentierism - with a Short Note by Giacomo Luciani”, British Journal of Middle Eastern Studies, 47(1), 2020: 1-5 (with Steffen Hertog).

“Can a Rentier State Evolve to a Production State?: An ‘Institutional Upgrading’ Approach”, British Journal of Middle Eastern Studies, 47(1), 2020: 24-41.

“Can Saudi Arabia Move beyond ‘Production with Rentier Characteristics’?: Human Capital Development in the Transitional Oil Economy”, Middle East Journal, 72(4), 2018: 587-609.

“Saudi Arabia’s Look-East Diplomacy: Ten Years On”, Middle East Policy, 22(4), 2015: 121-139.

“Islam, Energy, and Development: Taiwan and China in Saudi Arabia, 1949-2013”, American Journal of Chinese Studies, 22 (1), 2015: 77-98.

“Gulf-Asia Relations as ‘Post-Rentier’ Diversification?: The Case of the Petrochemical Industry in Saudi Arabia”, Journal of Arabian Studies, 1(1), 2011: 99-116.


TOP