TOKYO COLLEGE Booklet Series 1
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10 日本では1月16日、武漢からの帰国者が初めての感染者として報告されて以後、ダイヤモンド・プリンセス号での集団感染が起き、日本医師会が医療崩壊に対する警鐘を鳴らし、その後日本政府が緊急事態宣言を発令しました。宣言は5月25日に解除されました(図2)が、その後も東京アラートが出されるなど予断を許さない状況が続いています。 2. 浮き彫りになった課題 世界のさまざまな国で対策が行われていますが、日本においては、正しい対応をしてきたのかどうかが国際的に十分認められていない状態(図3)にもかかわらず、なぜか落ち着いたといわれています。ストラテジックに落ち着かせたわけではないというのが世界的な見方なので、第2波がいつ来てもおかしくはありません。 図2 図3

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